[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
俺はある目的の為に水場を探していた。
しかし――。
「……」手近なプール――小学校のプールだ――を見回して、俺は言葉に詰まった。
今は秋。ちょっと前迄は衛生的に保たれ、賑わっていた筈のプールは、既に深い緑の藻に覆われ、朽ちた枯葉が浮き沈み……。
来年の夏に嬉々として入るだろう子供達が気の毒になる程の醜悪さだった。
俺は踵を返した。
海岸沿いを走る電車の車内は昼下がりの所為か、がら空きだった。規則正しい揺れが心地いい。
窓外には冷たい鈍色の水平線が広がりつつある。波頭が、白い。
うん、やはり海の方がいいかも知れない――そう思って駅舎から出た俺は吹き荒ぶ寒風に身を竦める。
駅から真っ直ぐ伸びる道。それを辿れば砂浜に出る。
砂浜に出て――俺は眉を顰めた。
汚い。
夏の間の観光客が残して行った物だろうか。ビニール袋やペットボトル。何かの串。更には漂着した物だろう、国籍不明のゴミ。
椰子の実なんて情緒のあるものじゃねぇ。
止めた――俺はまたも踵を返した。
俺は帰宅し、厳重にしまってあった「計画書」を取り出し、灰皿の上で燃やした。
〈入水自殺に見せ掛けて……〉
そんな文字が火に炙られ、墨色に塗り潰されてゆく。
直後に帰って来た彼女が焦げ臭い匂いにちょっとだけ、顔を顰める。またタバコ? そんな視線が突き刺さる。
が、そんな表情さえ、今は可愛く思えた。今の俺は寛容だ。
そう、幾ら付き合いも長くなり、煩わしくなった彼女でも――あんな所に沈めるのは哀れに過ぎる。そう思える程には。
だから、次の計画を考え付かない内に、笑ってくれよ。な?
―了―
悪い奴ですねー。
でも計画立てるだけだったりして。
Wordに人様に見せられないような罵詈雑言を入力しまくって、保存しないで閉じちゃいます。
吐き出しちゃうと結構すっきりしちゃうんですよね。誰かに相談しづらい内容だと・・・。そのうち時間がたてば恨みつらみもどっかいっちゃいますし♪
夜霧ちゃん、今度は「商店くれるの?」って(^^)
M&Aにまで手を出してるの?
保存してつらつら眺めちゃうと凝り固まっちゃう可能性もあるけど(人によっては・汗)
夜霧、やはり狙いは世界征服かしら?
あり得る(笑)
さぁ、家捜しがてら、大掃除です!
でも言いたい事言わないと自分にストレスが溜まるし☆
王様の耳はロバの耳ー!――結局どっかから漏れそうだわ。
人間追い詰められると自ら選択肢を狭めちゃいますからねぇ。
やはり精神的な余裕は大事ですな。
ま、頭ん中ならね~(いいのか?)