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手が滑ったのだと、彼女は言った。
ベランダの端の鉢植えの手入れをしようと、普段固定している鉢を外した途端、その手から摺り抜けて行ったのだと。
「慌てて手を伸ばしたんだけど、あっという間に落ちて行ってしまって……」涙ながらに、彼女は言う。「そうしたらその落ちて行く先に人が――貴方が居て、本当に頭が真っ白になってしまって……。本当に、ごめんなさい!」
そう、二日前、道を歩いていた僕は女性の小さな悲鳴に頭上を振り仰ぎ――マンションの遥か高層階から落ちて来る鉢植えを目にしたのだった。
「本当に、ごめんなさい! ごめんなさい!」玩具の水飲み鳥もかくやという動作で、彼女は頭を下げ続ける。
「いや、あの、もういいですから……」
「でも、貴方にこんな大怪我をさせてしまいましたし……」
「いえ、それは鉢植えの所為じゃないですから……」
そう、小さな鉢植えは辛うじて、避けた。直ぐ足元に落下して、その破片が腕を掠めたりはしたものの、大事には至らずに済んだ。
彼女は不思議そうな顔で僕を見た。では何故、そんな怪我をして、入院迄しているのだ? と問いたげだ。
僕は大きく息を飲み込んでから、言葉を続けた。
「この怪我は、足を滑らせて落ちて来た貴女にぶつかった時のものですよ」
直撃ではなかった。それは僕にとっては幸いだった。
けれど、高層階から落下した彼女には、僕はクッションの代わりにもなれなかった。
「じゃあ……結局、私の所為なんですね、その怪我は……」先程迄とは別の涙が、彼女の頬を伝った。自らの状況を悟ったのだ。
ごめんなさい――もう何度目かの言葉を告げて、彼女は姿を消した。
あるいはそれだけが言いたくて、この世に留まっていたのかも知れない。
僕は今、彼女が亡くなった場所に、花を――落下の原因ともなった花を――供えていいものかどうか、迷っている。
―了―
遅くなったので短め~。
やっぱり幽霊が怖くならねー。
いやぁー、こうやって、夜更かしして、カゼの治りが悪くなるわけかぁ。。。先週はPC厳禁にしてよかった^^;wwwwww
まぁー、お花を嫌う人はそうそう、いないから、それに本人も気付いてないみたいだし。。。供えちゃえ供えちゃえwwww
ま、人生なんて何が起きるかわかんないんだもの。。。
だから、好きなこと頑張ってしなくっちゃ><v
嫌いなことなんて、してる時間は、人生には持ったいなすぎるのだぁー (((((((((((((( ><;)ヌォォォー!
さて、明日から、また、仕事だ、早く寝よ^^;;;w
おやすみー^^/
これからの季節、やっぱり冷えるし。
パソコンの前に座ってると、特に冷える気がするのは何故?
花以外にするとなると、何をお供えしましょうかね?
そういえば、12月15日にブログペットのサービスが終了しますね・・・
夜霧さんの意味不明なエントリをどう料理されるのか楽しみにしてたのですが、それもあと数回、ですか。うむぅ・・・(ーー;)
(アクセス解析のデータが半年分見られるので有料会員になってましたが、今度はどこ使おう、と悩む私←気になるところが違う)
何ぃーーー!?∑( ̄□ ̄;)
最近ホームにログインしてないから気付かなかった(^^;)
ううむ、意味不明も頭痛いけど、アレがなくなると寂しい様な……。