〈2007年9月16日開設〉
これ迄の小説等、纏めてみたいかと思います。主にミステリー系です。
尚、文責・著作権は、巽にあります。無断転載等はお断り致します(する程のものも無いですが)。
絵師様が描いて下さった絵に関しましても、著作権はそれぞれの絵師様に帰属します。無断転載は禁止です。
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煙突が無いのにどうやって来たのかな? サンタさん――プレゼントを抱えて嬉しそうに部屋から降りて来て、それでもそう小首を傾げる娘に、下がっていた目尻が微かに引き攣る。
サンタクロースを信じる純粋さの中にも真実を追究したいという探究心が芽生えたか。思えば今年で六歳。成長しているんだなぁ。そんな親ばかな感慨に浸りながらも、清司はしかし、未だ真実を語るのは早いだろう、と心の内で頭を振っていた。
パパとママが枕元に置いといたんだよ。そう言うのは簡単だが、娘の夢を壊すのは忍びない。
「さぁ、サンタさんは不思議な人だからね」そう言って笑うに留める。
「そっか」それでも納得してくれたのか、娘――莉夜(りや)はリビングのカーペットの上に座り、プレゼントをどれから開けようかと思案を始めた。クリスマス仕様のラッピングを施された包みは三つ。そろそろ学習に力を入れたいと言う母親と未だ夢のある物でいいじゃないかと言う父親と、意見が分かれて各自一つずつ――おや? 清司は首を傾げた。
サンタクロースを信じる純粋さの中にも真実を追究したいという探究心が芽生えたか。思えば今年で六歳。成長しているんだなぁ。そんな親ばかな感慨に浸りながらも、清司はしかし、未だ真実を語るのは早いだろう、と心の内で頭を振っていた。
パパとママが枕元に置いといたんだよ。そう言うのは簡単だが、娘の夢を壊すのは忍びない。
「さぁ、サンタさんは不思議な人だからね」そう言って笑うに留める。
「そっか」それでも納得してくれたのか、娘――莉夜(りや)はリビングのカーペットの上に座り、プレゼントをどれから開けようかと思案を始めた。クリスマス仕様のラッピングを施された包みは三つ。そろそろ学習に力を入れたいと言う母親と未だ夢のある物でいいじゃないかと言う父親と、意見が分かれて各自一つずつ――おや? 清司は首を傾げた。
確かに昨夜、娘の寝顔に相好を崩しながらもそっと、その枕元に置いたプレゼントの包みは二つだった。未だ健在な清司達の両親からの贈り物は午後からの便で届く予定。
では、後の一つは?――清司は見覚えの無い包みに目を止めた。
ビニールの包装。そして赤と緑のリボンが二重に掛けられた、大きいものの、薄い包み。絵本か何かだろうかと清司は見当を付けた。
しかし、昨夜無かった物が何故ある? 真逆本当にサンタさん――いやいや、そんな馬鹿な。
「莉夜、それ……全部枕元にあったのかい?」もしかしたら昨日誰かに貰ったのかも知れないと、それとなく尋ねてみる。それならいい。その誰かさんに会う事があればお礼を言うだけの事だ。
だが、莉夜は力一杯頷いた。三つ共、今朝起きたら枕元にあったのだと。
清司は小声でキッチンから妻を呼び寄せ、やはり小声で訊く。見覚えがあるか、と。妻の幸子はやはり頭を振った。そして不安げに囁く。
「あなた、もし何か危険な物だったら……」
出所の知れない包み。然も愛娘へのプレゼントとあれば、心配するのは当然と言うものだろう。第一、自分達が置いたのでなければ侵入者があったという事になる。サンタさんの様な善意の侵入者――無論、そんな言い方は無い――ならば兎も角、夜中に忍び込む様な人間が普通である筈も無く、危険や害意が無いと言い切れる筈も無い。
清司は娘が幸子の誂えたやや大きめの学習セットの包みを開けるのに懸命になっているのをいい事に、そっとその包みを手に取った。
軽い。包装紙の上から触ってみた感じではやはり本の様に思われた。器械の様な作動音はしない。しかし、本にも色々ある。
だが、開けようとしていると莉夜が「あーっ」と、大きな声を上げた。勝手に開けちゃ駄目、と声が飛ぶ。
「ああ、ごめん、ごめん。パパも気になって……」
「もう。しかたないんだから」莉夜は着実に幸子に似てきているなと清司は再確認。「じゃ、一緒に開けよ。パパ」パパの扱い方も着実に彼女に似て……。
これはサンタさんからじゃないよと言う訳にも行かず――そんな事をすればサンタさんの不在がばれてしまう!――何かあれば直ぐに庇える様に気を配りながら、清司は娘と一緒にその包みを開けた。
途端――莉夜は声を上げた。
「この絵本! お引っ越しした時に失くしたのとおんなじだ!」笑顔でそう言うと、余程気に入っていた絵本だったのか、清司が中を検(あらた)める間も無く、両手で胸に抱き締める。そして感慨に耽る様に、一ページずつ、捲っていく。
無論そのページには清司も目を走らせていた。しかしそれは何の変哲も無い絵本であり、可愛い絵と可愛いお話が続く。
しかし、真ん中迄来た時、ピンクのデコレーションされたカードが一枚、現れた。
はっと、清司は目を凝らす。が、そこには只一行、幼い字で綴られた言葉があるだけだった。
【あいがとう】と。
それを見て、莉夜は小首を傾げたが、幸子が何かを察したらしい。清司の袖を引っ張り、そっと囁く。
「あの字……多分、お引っ越し前に隣に住んでた真奈美ちゃんだと思うわ。『り』が『い』みたいになる癖があって、なかなか直らなくって……」娘達の遊ぶ様子を思い出したのか、緊張していた頬が綻ぶ。「ちょうどお引っ越しの時、真奈美ちゃん入院していて……莉夜ってば、お見舞いにあの絵本を貸したのを忘れていたみたい」
「じゃあ、あれはその真奈美ちゃんのご家族が? それで、真奈美ちゃんの具合はどうなったんだ?」
「あの後気になって電話したら、もうすっかり元気ですって」我が子の事の様に微笑む。「そう言えば絵本の事もその時言ってたから、莉夜も忘れてるみたいだし上げますって言っておいたんだけど……」
どうやら部数限定のものらしく、買って返すと言う真奈美の両親の申し出も、幸子は断っていた。今から探すのは難しいから、と。しかし今、莉夜が見入っている本は当時の物より美品――詰まり別の本らしい。どうやってか、探し出したのだろう。
「そうだったのか……」清司はほっと、胸を撫で下ろした。危険どころか、いい話じゃないか。「取り敢えず、確認とお礼の電話を」
幸子は頷いてキッチンから電話を掛けた。やや長いやりとりの後「正解」と笑いながら戻って来る。
「でも、驚かせようと思って敢えて名前は出さずにカードだけにしたって仰ったんだけど、配達は普通に頼んだだけですって。余り名の売れてない宅配サービスらしいけど」
そう言われて、どうして今朝、莉夜の枕元にあのプレゼントが出現したのかという謎が再燃する。
「そうだ……。確かに中身に問題は無かったが……どうやって……」
ちょっと確認してくる、そう言い置いて、清司は二階の莉夜の部屋へと向かった。
謎のサンタさんは煙突も無いのにどうやって来たのか? と。
莉夜の部屋のドアを開けるなり、清司は寒気に身を竦ませた。
すっきりした外観の我が家に合わせた滑り出し窓が開いている。そう言えば以前から、幸子は朝起きたら先ず部屋の換気をする事を莉夜に言い付けている。勿論、自分達夫婦の部屋も、幸子が起きると即換気。日光を拝む事で目も醒めるからと言うのだが、この寒い時期には勘弁して貰いたいと清司は思っていた。
先ずは窓を閉めようと、清司は子供用のベッドが手前に置かれた窓に近付く。そして、ふと立ち止まった。
窓は四十五度の傾きをもって下部を外側に突き出して、硝子の上下に空間を作っている。サッシではなくこの窓にしたのは防犯上、そして事故防止の意味もある。一杯に開いても、莉夜一人通過する事も出来ないのだ。
そしてそれはこの家のどの窓も同じ事。リビングだけは庭に面した大きなサッシ窓を設けているが、そこにも防犯の為のブザーを仕掛けてある。昨夜も戸締りはしっかり確認している。
後は窓より小さい通気口位しか、この家の開口部は無い。
朝一番の莉夜の言葉が頭の中をぐるぐる回る。
清司は昨夜プレゼントを置いたベッドを見下ろした。その枕元に、二つのプレゼントをそっと置いたのだ。その時は他のプレゼントなど無かったと言い切れる。
と、彼は枕に不自然な窪みが付いているのに気付いた。莉夜の頭が乗っていたのだろう丸い窪みに、やや鋭角的な窪みが重なっている。突き刺さっていると言っていい角度で。
それは丁度、あの絵本の幅を思わせる直線だった。
だとすると、莉夜が寝ている時にはあれは無かった事になる。それにそっと置いたのだったら、こんな跡は残らない筈――清司は呟きながら、窓を見上げた。
莉夜が窓を開けた後、誰かが開いた窓からあれを放り込んだ? いや、此処は二階。幾ら今日の様な休日の朝でも、はしごを掛けた怪しいサンタが窓が開くのを待っていれば人目に付くだろう。莉夜にだってばれるに違いない。
だとすれば?
傾いた硝子の枠。その、部屋側に傾いた上端をそっと触ってみる。
少しだけ、粘ついた感触があった。蜘蛛の糸かと思ったが、それとも違う。微かに接着剤の臭いが鼻を突く。
そして更に探ると、僅かに残った透明のビニールの切れ端。
「もしかして……」清司はベッドに上がると、精一杯窓の上の屋根を見上げた。
屋根は緩やかな角度を持って、窓の少し上迄下がっている。
清司の脳裏に一つの光景が浮かんだ。
夜の間に屋根の端から窓の上部――枕元寄り――にやや緩めにビニールを張って、そこにプレゼントを仕掛けて置く。そしていつもの習慣で寝惚けまなこの莉夜が窓を開けると窓の上端は部屋側へ傾き、プレゼントはぴんと張られたビニールに沿って部屋の中へ、枕元へと滑り落ちる……。
ビニールは窓の動きに連れて一杯に開けば外れる様に、双方の接着剤を調節していたのだろう。今頃は風に吹かれて何処へ行ったやら。
「名の売れてない宅配サービスねぇ……」随分変わった宅配便もあるものだ。清司は苦笑して、窓を締めた。「トナカイ便かな?」
恐らく仕掛けは屋根の上から行なったのだろう。
自分達が眠っている間、屋根の上を歩いた奴が居ると思うと僅かに眉間に皺が寄るが……。
「何、サンタは屋根から来るものさ」
清司は莉夜の明るい声に呼ばれて、階下へと降りて行った。
―了―
何とか書いてみたクリスマス・ミステリー(?)
では、後の一つは?――清司は見覚えの無い包みに目を止めた。
ビニールの包装。そして赤と緑のリボンが二重に掛けられた、大きいものの、薄い包み。絵本か何かだろうかと清司は見当を付けた。
しかし、昨夜無かった物が何故ある? 真逆本当にサンタさん――いやいや、そんな馬鹿な。
「莉夜、それ……全部枕元にあったのかい?」もしかしたら昨日誰かに貰ったのかも知れないと、それとなく尋ねてみる。それならいい。その誰かさんに会う事があればお礼を言うだけの事だ。
だが、莉夜は力一杯頷いた。三つ共、今朝起きたら枕元にあったのだと。
清司は小声でキッチンから妻を呼び寄せ、やはり小声で訊く。見覚えがあるか、と。妻の幸子はやはり頭を振った。そして不安げに囁く。
「あなた、もし何か危険な物だったら……」
出所の知れない包み。然も愛娘へのプレゼントとあれば、心配するのは当然と言うものだろう。第一、自分達が置いたのでなければ侵入者があったという事になる。サンタさんの様な善意の侵入者――無論、そんな言い方は無い――ならば兎も角、夜中に忍び込む様な人間が普通である筈も無く、危険や害意が無いと言い切れる筈も無い。
清司は娘が幸子の誂えたやや大きめの学習セットの包みを開けるのに懸命になっているのをいい事に、そっとその包みを手に取った。
軽い。包装紙の上から触ってみた感じではやはり本の様に思われた。器械の様な作動音はしない。しかし、本にも色々ある。
だが、開けようとしていると莉夜が「あーっ」と、大きな声を上げた。勝手に開けちゃ駄目、と声が飛ぶ。
「ああ、ごめん、ごめん。パパも気になって……」
「もう。しかたないんだから」莉夜は着実に幸子に似てきているなと清司は再確認。「じゃ、一緒に開けよ。パパ」パパの扱い方も着実に彼女に似て……。
これはサンタさんからじゃないよと言う訳にも行かず――そんな事をすればサンタさんの不在がばれてしまう!――何かあれば直ぐに庇える様に気を配りながら、清司は娘と一緒にその包みを開けた。
途端――莉夜は声を上げた。
「この絵本! お引っ越しした時に失くしたのとおんなじだ!」笑顔でそう言うと、余程気に入っていた絵本だったのか、清司が中を検(あらた)める間も無く、両手で胸に抱き締める。そして感慨に耽る様に、一ページずつ、捲っていく。
無論そのページには清司も目を走らせていた。しかしそれは何の変哲も無い絵本であり、可愛い絵と可愛いお話が続く。
しかし、真ん中迄来た時、ピンクのデコレーションされたカードが一枚、現れた。
はっと、清司は目を凝らす。が、そこには只一行、幼い字で綴られた言葉があるだけだった。
【あいがとう】と。
それを見て、莉夜は小首を傾げたが、幸子が何かを察したらしい。清司の袖を引っ張り、そっと囁く。
「あの字……多分、お引っ越し前に隣に住んでた真奈美ちゃんだと思うわ。『り』が『い』みたいになる癖があって、なかなか直らなくって……」娘達の遊ぶ様子を思い出したのか、緊張していた頬が綻ぶ。「ちょうどお引っ越しの時、真奈美ちゃん入院していて……莉夜ってば、お見舞いにあの絵本を貸したのを忘れていたみたい」
「じゃあ、あれはその真奈美ちゃんのご家族が? それで、真奈美ちゃんの具合はどうなったんだ?」
「あの後気になって電話したら、もうすっかり元気ですって」我が子の事の様に微笑む。「そう言えば絵本の事もその時言ってたから、莉夜も忘れてるみたいだし上げますって言っておいたんだけど……」
どうやら部数限定のものらしく、買って返すと言う真奈美の両親の申し出も、幸子は断っていた。今から探すのは難しいから、と。しかし今、莉夜が見入っている本は当時の物より美品――詰まり別の本らしい。どうやってか、探し出したのだろう。
「そうだったのか……」清司はほっと、胸を撫で下ろした。危険どころか、いい話じゃないか。「取り敢えず、確認とお礼の電話を」
幸子は頷いてキッチンから電話を掛けた。やや長いやりとりの後「正解」と笑いながら戻って来る。
「でも、驚かせようと思って敢えて名前は出さずにカードだけにしたって仰ったんだけど、配達は普通に頼んだだけですって。余り名の売れてない宅配サービスらしいけど」
そう言われて、どうして今朝、莉夜の枕元にあのプレゼントが出現したのかという謎が再燃する。
「そうだ……。確かに中身に問題は無かったが……どうやって……」
ちょっと確認してくる、そう言い置いて、清司は二階の莉夜の部屋へと向かった。
謎のサンタさんは煙突も無いのにどうやって来たのか? と。
莉夜の部屋のドアを開けるなり、清司は寒気に身を竦ませた。
すっきりした外観の我が家に合わせた滑り出し窓が開いている。そう言えば以前から、幸子は朝起きたら先ず部屋の換気をする事を莉夜に言い付けている。勿論、自分達夫婦の部屋も、幸子が起きると即換気。日光を拝む事で目も醒めるからと言うのだが、この寒い時期には勘弁して貰いたいと清司は思っていた。
先ずは窓を閉めようと、清司は子供用のベッドが手前に置かれた窓に近付く。そして、ふと立ち止まった。
窓は四十五度の傾きをもって下部を外側に突き出して、硝子の上下に空間を作っている。サッシではなくこの窓にしたのは防犯上、そして事故防止の意味もある。一杯に開いても、莉夜一人通過する事も出来ないのだ。
そしてそれはこの家のどの窓も同じ事。リビングだけは庭に面した大きなサッシ窓を設けているが、そこにも防犯の為のブザーを仕掛けてある。昨夜も戸締りはしっかり確認している。
後は窓より小さい通気口位しか、この家の開口部は無い。
朝一番の莉夜の言葉が頭の中をぐるぐる回る。
清司は昨夜プレゼントを置いたベッドを見下ろした。その枕元に、二つのプレゼントをそっと置いたのだ。その時は他のプレゼントなど無かったと言い切れる。
と、彼は枕に不自然な窪みが付いているのに気付いた。莉夜の頭が乗っていたのだろう丸い窪みに、やや鋭角的な窪みが重なっている。突き刺さっていると言っていい角度で。
それは丁度、あの絵本の幅を思わせる直線だった。
だとすると、莉夜が寝ている時にはあれは無かった事になる。それにそっと置いたのだったら、こんな跡は残らない筈――清司は呟きながら、窓を見上げた。
莉夜が窓を開けた後、誰かが開いた窓からあれを放り込んだ? いや、此処は二階。幾ら今日の様な休日の朝でも、はしごを掛けた怪しいサンタが窓が開くのを待っていれば人目に付くだろう。莉夜にだってばれるに違いない。
だとすれば?
傾いた硝子の枠。その、部屋側に傾いた上端をそっと触ってみる。
少しだけ、粘ついた感触があった。蜘蛛の糸かと思ったが、それとも違う。微かに接着剤の臭いが鼻を突く。
そして更に探ると、僅かに残った透明のビニールの切れ端。
「もしかして……」清司はベッドに上がると、精一杯窓の上の屋根を見上げた。
屋根は緩やかな角度を持って、窓の少し上迄下がっている。
清司の脳裏に一つの光景が浮かんだ。
夜の間に屋根の端から窓の上部――枕元寄り――にやや緩めにビニールを張って、そこにプレゼントを仕掛けて置く。そしていつもの習慣で寝惚けまなこの莉夜が窓を開けると窓の上端は部屋側へ傾き、プレゼントはぴんと張られたビニールに沿って部屋の中へ、枕元へと滑り落ちる……。
ビニールは窓の動きに連れて一杯に開けば外れる様に、双方の接着剤を調節していたのだろう。今頃は風に吹かれて何処へ行ったやら。
「名の売れてない宅配サービスねぇ……」随分変わった宅配便もあるものだ。清司は苦笑して、窓を締めた。「トナカイ便かな?」
恐らく仕掛けは屋根の上から行なったのだろう。
自分達が眠っている間、屋根の上を歩いた奴が居ると思うと僅かに眉間に皺が寄るが……。
「何、サンタは屋根から来るものさ」
清司は莉夜の明るい声に呼ばれて、階下へと降りて行った。
―了―
何とか書いてみたクリスマス・ミステリー(?)
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無題
ふふふっ☆サンタさんを現実に登場させようと思うと、ちょっとドキっとするお話になるんですね♪
世知辛い世の中ですからね~。
サンタさんはいないって判明してからも、こっそり夜中にプレゼントを置きに来る両親の夢を壊しちゃいけないかと、妹と一緒に頑張って寝たふりしたことを思い出しました(^^)もう、そのあとは朝まで包みを開けたくってうずうずなの♪
世知辛い世の中ですからね~。
サンタさんはいないって判明してからも、こっそり夜中にプレゼントを置きに来る両親の夢を壊しちゃいけないかと、妹と一緒に頑張って寝たふりしたことを思い出しました(^^)もう、そのあとは朝まで包みを開けたくってうずうずなの♪
Re:無題
「両親の夢を壊しちゃいけないかと~」に大ウケしちゃいました(^▽^)
お互いに気ぃ遣ってたのね♪ 楽し~♪
案外大人の方が夢見てるのかも知れないですねぇ(^^;)
お互いに気ぃ遣ってたのね♪ 楽し~♪
案外大人の方が夢見てるのかも知れないですねぇ(^^;)
こんにちは
ぴぴさんのリクエストに答えたのかな?
題材がクリスマスってことで、あんまり難解にすると不似合いになるし、字数制限もあって大変だね。
肝心のぴぴさんは、多分、彼氏さんと過ごしてて、ブログ巡りに来ないと思うよwww。
残念!
題材がクリスマスってことで、あんまり難解にすると不似合いになるし、字数制限もあって大変だね。
肝心のぴぴさんは、多分、彼氏さんと過ごしてて、ブログ巡りに来ないと思うよwww。
残念!
Re:こんにちは
そうなんですよね~(^^;)
ぴぴさんトコ行ったら新参者の私の分迄、クリスマス・メッセージ書いててくれてて
そりゃ、彼氏さん居るのにクリスマスにブログ巡りも無いやぁ、と改めて気付くうつけ者は私です(笑)
取り敢えず後ででも見てくれればいいや~と、書いてみた
ぴぴさんトコ行ったら新参者の私の分迄、クリスマス・メッセージ書いててくれてて
![](/emoji/V/117.gif)
そりゃ、彼氏さん居るのにクリスマスにブログ巡りも無いやぁ、と改めて気付くうつけ者は私です(笑)
取り敢えず後ででも見てくれればいいや~と、書いてみた
![](/emoji/V/83.gif)
Re:すっごい☆
有難うございますm(_ _)m
物理トリックは苦手やわぁ(笑)
物理トリックは苦手やわぁ(笑)
トナカイ便
何日も前から下調べをして、確実な方法を練る。そして屋根に昇ったり、頭を使ったり…送料は一体いくらになるんだろう?
それを考えると、こんな風な配達の仕方をするって贈り主は実は知っていたのかも。
こんな配達の仕方なら、配送先は皆驚いて贈り主を推理した後に電話をかけまくるだろうから、サインは要らないんだね。
ファンタジーだと思って読んでたので、驚かされました。
窓の描写をもう少し整理して解りやすくしたら、もっといいと思いますよ。
ルビは考えたんだね。ハナマルだよー♪
それを考えると、こんな風な配達の仕方をするって贈り主は実は知っていたのかも。
こんな配達の仕方なら、配送先は皆驚いて贈り主を推理した後に電話をかけまくるだろうから、サインは要らないんだね。
ファンタジーだと思って読んでたので、驚かされました。
窓の描写をもう少し整理して解りやすくしたら、もっといいと思いますよ。
ルビは考えたんだね。ハナマルだよー♪
Re:トナカイ便
有難うございますー(^^)
窓がねー、滑り出し窓って言って解るかどうか? が確かに不安なんだよね。こう、ビルとかにある様な一枚ガラスの真ん中よりちょい上に金具があって下部を突き出す様にして斜めに開ける奴――って書くと解り易いんだか、煩雑なんだか(^^;)
でも、この窓じゃないとトナカイ便が困る!(笑)
窓がねー、滑り出し窓って言って解るかどうか? が確かに不安なんだよね。こう、ビルとかにある様な一枚ガラスの真ん中よりちょい上に金具があって下部を突き出す様にして斜めに開ける奴――って書くと解り易いんだか、煩雑なんだか(^^;)
でも、この窓じゃないとトナカイ便が困る!(笑)
Re:クリスマス♪
夜霧……(--∥)
選りによって何でそんなホラーな……☆
クリスマス位もっと可愛い事言ってみようよ~(T-T)
あんな方法で首届いたらビックリじゃ済まないし、首じゃ窓の隙間通るかどうか(問題はそこじゃあない)![](/emoji/V/115.gif)
選りによって何でそんなホラーな……☆
クリスマス位もっと可愛い事言ってみようよ~(T-T)
あんな方法で首届いたらビックリじゃ済まないし、首じゃ窓の隙間通るかどうか(問題はそこじゃあない)
![](/emoji/V/115.gif)
Re:ほんわか
有難うございます(^^)
みけねこさんも旦那様や女王様共々、良いクリスマスを♪![](/emoji/V/117.gif)
みけねこさんも旦那様や女王様共々、良いクリスマスを♪
![](/emoji/V/117.gif)
Re:無題
一応クリスマスなので、ほのぼのにしてみました☆
シンさんのも楽しみにしてるよ~(^^)ノ
シンさんのも楽しみにしてるよ~(^^)ノ
Re:今日の
トナカイ便、幾らなんでしょうね(笑)
侵入のし易さによります?
ま、家に入れなくてもプレゼントをお届け出来ればいいんだけど♪![](/emoji/V/83.gif)
侵入のし易さによります?
ま、家に入れなくてもプレゼントをお届け出来ればいいんだけど♪
![](/emoji/V/83.gif)
Re:無題
湖! それはまたでかい事を……(笑)
夜霧サンタは意味不明(^^;)
夜霧サンタは意味不明(^^;)
くすん。。
「物音あげようか?」
って、私には物音っすか??
「時計の夜光針をうけとるって言ってたよ」
巽さんは、時計っすか。いいなぁ・・・
まぁいいや。クリスマス仕様の夜霧が見れたから。
巽さん&夜霧&ここに来た皆様。
メリークリスマス![](/emoji/V/83.gif)
って、私には物音っすか??
「時計の夜光針をうけとるって言ってたよ」
巽さんは、時計っすか。いいなぁ・・・
まぁいいや。クリスマス仕様の夜霧が見れたから。
巽さん&夜霧&ここに来た皆様。
メリークリスマス
![](/emoji/V/83.gif)
![](/emoji/V/401.gif)
Re:くすん。。
物音……(^^;)
夜霧サンタ、碌な物持ってないな☆
ともあれ、姐さんもmerry X'mas!![](/emoji/V/117.gif)
![](/emoji/V/83.gif)
夜霧サンタ、碌な物持ってないな☆
ともあれ、姐さんもmerry X'mas!
![](/emoji/V/117.gif)
![](/emoji/V/83.gif)
夢
サンタさんを信じることの無かった幼少時代を送った私。それでも子供には自分で悟まではサンタの存在を信じてほしいと思います。
サンタは存在しないと知っている大人でも『もしかして?』と思わせるお話がとても心に染み入りました!クリスマスにはもってこいのお話ですね(^-^)
サンタは存在しないと知っている大人でも『もしかして?』と思わせるお話がとても心に染み入りました!クリスマスにはもってこいのお話ですね(^-^)
Re:夢
有難う(^_^)
サンタさんて実際幾つ位迄信じてるもんなんだろう?(←やっぱり信じてなかった奴)
夢は人生の彩りという事で![](/emoji/V/71.gif)
サンタさんて実際幾つ位迄信じてるもんなんだろう?(←やっぱり信じてなかった奴)
夢は人生の彩りという事で
![](/emoji/V/71.gif)
やったぁ~^^
ちゃんと書いてくれたんですね~クリスマスミステリー^^
有難うございますm(_ _)m
読んでて、あぁ~女の子にプレゼント~って、ワクワクして読みましたよ!
このお話、ミステリーよりファンタジーの方が良かったですね~
トナカイ便ね^^なるほど~
また、リクエストしま~す^^ ←もうエエって^^;
有難うございますm(_ _)m
読んでて、あぁ~女の子にプレゼント~って、ワクワクして読みましたよ!
このお話、ミステリーよりファンタジーの方が良かったですね~
トナカイ便ね^^なるほど~
また、リクエストしま~す^^ ←もうエエって^^;
Re:やったぁ~^^
何とか書いてみました~(^^)ノ
謎のトナカイ便、年一回だけ配達致します(笑)
謎のトナカイ便、年一回だけ配達致します(笑)