〈2007年9月16日開設〉
これ迄の小説等、纏めてみたいかと思います。主にミステリー系です。
尚、文責・著作権は、巽にあります。無断転載等はお断り致します(する程のものも無いですが)。
絵師様が描いて下さった絵に関しましても、著作権はそれぞれの絵師様に帰属します。無断転載は禁止です。
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きっと昨日、夜霧は推測しなかったよ――そう、勿論、あの夜原霧枝先生が推測なんてする筈がないんだ。
元々気分屋で深く物事を考えている風もないし、僕に用事を言い付けたのもほんの思い付きだったのだろうから。
二学期の終業式を終えた後、いつ迄も学園内に居たのが間違いだった。同室の我が双子の兄、京は今年最後のお勤めだとかで、委員会の方に行ってしまい、何となく手持ち無沙汰になった僕は、普段余り体験する事のない、人の居ない校舎をうろついていたのだ。
そしてうっかり、夜霧に捕まったのだった。
「真田……弟?」瓜二つの僕達を、それでも一応見分けてはくれて、夜霧は言った。少し、自信なさそうだったけれど。「丁度よかった」
丁度よかった――その台詞がこれ程不吉に聞こえる相手もそうは居ない。
「な、何か……?」恐る恐る、僕は尋ねた。
「旧校舎、行った事あるわよね?」
こくり、と僕は頷く。以前にも夜霧に行かされたからだ。
煉瓦造り堅牢なバロック調の旧校舎。歴史ある建物だからと、使われなくなった今も解体される事なく、保存されている。時にはおかしな噂の舞台になる事もある、そんな雰囲気の場所だけれど……それが何か?
「ちょっと、行って来てくれない?」
それは頼みでもお願いでもなく、命令だった。
「旧校舎一階の北側の教室にね、昔の――私が赴任して来るよりも前の――生徒さんが描いた絵が飾られているらしいの。ところがその生徒さんが先日亡くなられて、出来ればその絵を返して貰えないかって、ご遺族の方が言ってこられてんですって。その生徒さんは少しは名の売れた画家さんでもあったそうで、かつての自信作を仏前に……って言ってたけど、少しでも金になるとか、考えたんじゃないかって気もするけどね」
神妙な顔で話を進めていた夜霧が、ふと、顔を顰めて肩を竦めた。
確かに、画家の作品でも、死後に高値になる事もあるし、隠れた名作、なんて言えば飛び付く好事家も居るかも知れない。
そうでもなければそんな昔に学園に寄贈された絵なんて、遺族だって普通覚えてやしないだろう。それとも、度々本人から聞かされてでもいたのだろうか。その絵を見たい、とでも。
「それで、年末の休みの間に受け取りに来るから、旧校舎に取りに行ってくれない?」
「僕一人でですか?」流石にちょっと、面倒だ。「どの位の大きさの絵なんですか? 物によっては一人じゃ無理かも……」
「これ位」と言って、夜霧は小脇に抱えられる程の大きさのキャンバスを取り出して見せた。「悪いけど私も年末は田舎に帰る事になってて、準備に追われてるのよ。今日も直ぐ帰らなきゃいけない所だったの。丁度よかったわ。じゃ、絵は明日の放課後、じゃないわ、夕方迄でいいから、取って来ておいてね。じゃ、頼んだわよ」
反論を許さず、夜霧は嵐の様に去って行った。
明日の夕方迄でいいって事は、今日これからが無理でも、明日午前中にでも取りに行けばいいじゃないか。勿論、夜霧本人が。
要は面倒臭かったんだろう――と、僕は溜息をついた。遺族が絵の返還を求めた動機も、気に入らなかったのかも知れない。勿論、本当に掛け値なしに絵を墓前に供えたかっただけって可能性もあるけれど。
仕方ないなぁ。僕は再度溜息をつくと、明日迄と言わずさっさと終わらせるべく、旧校舎の鍵を借りに職員室へと向かった。冬休みだって言うのに、誰が来るもんか。
未だ残っていたのかという顔をしたものの、職員室に居た先生は訳を聞くとあっさりと鍵を貸してくれた。大変だなぁ、と同情的な視線迄くれて。絵を持ち帰るには邪魔になるだろう荷物も預かってくれた。
かくして僕は旧校舎の北側の教室に足を踏み入れた訳だが……。
この旧校舎、しっかりした造りで保存状態もよく、危険もないとされていたのだけれど、それでも、場所によるのだという事を僕は知った。
日当たりも悪い北側は、冬だと言うのにどこかじっとりとどこか湿り気を帯びていた。校舎のこちら側の直ぐ横を、ささやかながらも清流が流れている所為もあるかも知れない。内装も所々、黴の所為で黒ずみ、剥がれ掛けている。
こんな所に絵を掛けておいて大丈夫なのだろうか。僕は心配になり、やや足早にその絵の前へと向かった。
そして――僕の足元が崩れた。
一階だったのは幸いだったかも知れない。いや、しかし二階だったなら、床が崩れたりはしなかったかも知れない。天井を仰ぎながら、僕は埒もない事を考えた。
抜けた一階の床下は思いの他深く、そして水を含んでいた。どうやら長年の間に傍を流れる水と、そこから染み込んだ地下水に浸食されていたらしい。如何に丈夫な造りでも、地盤そのものがしっかりしていなければ駄目という事か。
なんて落ち着いている場合じゃない。
兎に角穴から抜け出そうと、僕は滑る足元に注意しつつ立ち上がり――右足に痛みを覚えた。
挫いた? 反射的にしゃがみ込みつつ、僕は足の具合を見る。骨に迄は異常はないと思うが、やはり痛みと違和感。
穴の深さは僕の背丈と同じ位かやや深い。背伸びして上端に手を掛ければ、何とかなるかも知れない。だが、この足では……。
僕は泥だらけで寒さと染み込む水の冷たさに震えながら、途方に暮れた。運の悪い事に、携帯電話も先生に預けた鞄の中だ。
そうだ、僕が戻らなければ先生が不審に思うだろう。鍵も預かりっ放し、荷物も置きっ放しなんだから。只、心配なのは、その先生というのがちょっとお調子者だと生徒間でも評判だという事だけれど。
そして案の定と言うべきか、先生は捜しには来なかった。
日没を迎え、寒さはいや増してきた。剥き出しの土は水を含んでいる為か冷たく、僕は幾度も座り込む場所を変えていた。その度に痛む足に、自らの不運を呪いながら。
下手をするとこんな所で夜明かしだろうか。一縷の望みを掛けて大声を上げてもみたけれど、答える者は居ない。せめて大きな音のする物か、光度の強い電灯でも持っていれば、外に気付いて貰えるかも知れないのに。
誰か、誰か気付けよ。夜霧でもさっきの先生でも、誰でもいいから。何で言い付けてそれっきりなんだよ!
空腹が苛立ちに拍車を掛ける。
尤も、僕がこんな事になっているなんて、夜霧を始めとして誰も推測なんて出来ないだろう。それでも、寮に戻らなければ、京が僕の不在を訝しむだろうけれど。
兎に角、寝ては駄目だ、と僕は自分に言い聞かせた。この寒さでは、未だ日付が変わったばかりの夜を越えるのは難しいかも知れない……。
「馬鹿! こら、寝るな! 祥!」
どれ程経ったのだろうか。僕は頭上から降ってきた怒鳴り声に、はっと頭を起こした。
見上げれば眩しい懐中電灯の明かり。そしてその向こうに窺える、僕そっくりの顔。
「京……? 何で……?」
「何でじゃない! 馬鹿!」いつも以上に眉間に皺寄せて、京は怒鳴る。「お前が帰って来ないから、あっちこっち電話して捜し回ったんだよ! 足、大丈夫か?」
「足……痛いよ」だから登れなかったんだって。でも何で知ってるんだ? 見て判る程、酷い事になってるのか? 僕の足は。
兎も角じっとしていろ、という京の言い付けに従う迄もなく僕は足の傷みと空腹で動きたくもなかった。
その僕を京に呼び集められたのだろう、先生達数人が穴から運び出してくれた。職員室に居たあの先生も居て、悪かった、悪かったと半べそをかいていた。
毛布を被せられ、保健室に運ばれたた僕は、改めて、ちょっと遅れて入って来た京から事の次第を聞かされた。
僕の身に何かあったのだと察し、委員会のお勤めもそこそこに切り上げて捜し回った京が、やっと夜霧と連絡が付き、彼女から話を聞いてもしやと先生方を引き連れて来たのがついさっき――午前零時半を回った所だったのだと。
「え? 委員会中から?」僕は目を瞬いた。それにしては時間が掛かっただろうか? いや、京にとっては僕が旧校舎に居るなんて、それこそ予想も付かない事だ。きっと知り合いに電話しながら心当たりを探し回ってくれたのだろう。それにしても不思議なのは――「寮に帰ってからじゃなくて?」
寮に帰ってみれば先に戻った筈の僕が居ない、そしてなかなか戻っても来ない。それで不審に思ったのではなかったのか?
「足だ、足」意味不明なお答え。「お前、足を怪我しただろう」
ぼんやりと頷くと、京は溜息をついて見せた。
「だからどうかしたのかと電話してみれば出ないし、寮に戻っていないと言う――それで心配になって捜したんだ。怪我してどこかで困ってるんじゃないかと思って」
「ご明察だけど、どうして足を怪我したって解ったんだい?」やはり得心が行かず首を捻る僕の足を、校医の先生が診てくれる。幸い、捻挫で済みそうだった。
「足、痛いんだよ、俺も」京は眉根を寄せて唸った。「昔からそうだ。お前がどこか怪我すると俺迄同じ箇所が痛み出す。お前の方は何ともないみたいなのに……不公平だ」
僕はやはり、目を瞬かせるばかりだった。そう言えば、先程から京は僕と同じ右足を引き摺っている。
一卵性双生児には時として、不思議な同調性があるらしいとは、聞いた事があった。離れているのに、同じ痛みを味わったり、同じ気分になったり。
僕自身にはそんな事はないと思っていたのだけれど……。
京だけがそれを感じるのは、僕の兄という責任感故だろうか?
遅れ馳せながら駆け付けてくれ、事情を聞いた夜霧には、弟の方が鈍いのね、などと言われてしまった。
ともあれ、そのお陰で僕はこうして助かった訳だけれど――結局本題の絵は傷んでいて、後日来校した遺族には不要と迄言われてしまった。その為に怪我をしたのだと激昂した京と夜霧の剣幕に持って帰りはしたそうだけれど……僕にとっては本当に、とことん、不運な一日だった。
―了―
長くなったー(--;)
神妙な顔で話を進めていた夜霧が、ふと、顔を顰めて肩を竦めた。
確かに、画家の作品でも、死後に高値になる事もあるし、隠れた名作、なんて言えば飛び付く好事家も居るかも知れない。
そうでもなければそんな昔に学園に寄贈された絵なんて、遺族だって普通覚えてやしないだろう。それとも、度々本人から聞かされてでもいたのだろうか。その絵を見たい、とでも。
「それで、年末の休みの間に受け取りに来るから、旧校舎に取りに行ってくれない?」
「僕一人でですか?」流石にちょっと、面倒だ。「どの位の大きさの絵なんですか? 物によっては一人じゃ無理かも……」
「これ位」と言って、夜霧は小脇に抱えられる程の大きさのキャンバスを取り出して見せた。「悪いけど私も年末は田舎に帰る事になってて、準備に追われてるのよ。今日も直ぐ帰らなきゃいけない所だったの。丁度よかったわ。じゃ、絵は明日の放課後、じゃないわ、夕方迄でいいから、取って来ておいてね。じゃ、頼んだわよ」
反論を許さず、夜霧は嵐の様に去って行った。
明日の夕方迄でいいって事は、今日これからが無理でも、明日午前中にでも取りに行けばいいじゃないか。勿論、夜霧本人が。
要は面倒臭かったんだろう――と、僕は溜息をついた。遺族が絵の返還を求めた動機も、気に入らなかったのかも知れない。勿論、本当に掛け値なしに絵を墓前に供えたかっただけって可能性もあるけれど。
仕方ないなぁ。僕は再度溜息をつくと、明日迄と言わずさっさと終わらせるべく、旧校舎の鍵を借りに職員室へと向かった。冬休みだって言うのに、誰が来るもんか。
未だ残っていたのかという顔をしたものの、職員室に居た先生は訳を聞くとあっさりと鍵を貸してくれた。大変だなぁ、と同情的な視線迄くれて。絵を持ち帰るには邪魔になるだろう荷物も預かってくれた。
かくして僕は旧校舎の北側の教室に足を踏み入れた訳だが……。
この旧校舎、しっかりした造りで保存状態もよく、危険もないとされていたのだけれど、それでも、場所によるのだという事を僕は知った。
日当たりも悪い北側は、冬だと言うのにどこかじっとりとどこか湿り気を帯びていた。校舎のこちら側の直ぐ横を、ささやかながらも清流が流れている所為もあるかも知れない。内装も所々、黴の所為で黒ずみ、剥がれ掛けている。
こんな所に絵を掛けておいて大丈夫なのだろうか。僕は心配になり、やや足早にその絵の前へと向かった。
そして――僕の足元が崩れた。
一階だったのは幸いだったかも知れない。いや、しかし二階だったなら、床が崩れたりはしなかったかも知れない。天井を仰ぎながら、僕は埒もない事を考えた。
抜けた一階の床下は思いの他深く、そして水を含んでいた。どうやら長年の間に傍を流れる水と、そこから染み込んだ地下水に浸食されていたらしい。如何に丈夫な造りでも、地盤そのものがしっかりしていなければ駄目という事か。
なんて落ち着いている場合じゃない。
兎に角穴から抜け出そうと、僕は滑る足元に注意しつつ立ち上がり――右足に痛みを覚えた。
挫いた? 反射的にしゃがみ込みつつ、僕は足の具合を見る。骨に迄は異常はないと思うが、やはり痛みと違和感。
穴の深さは僕の背丈と同じ位かやや深い。背伸びして上端に手を掛ければ、何とかなるかも知れない。だが、この足では……。
僕は泥だらけで寒さと染み込む水の冷たさに震えながら、途方に暮れた。運の悪い事に、携帯電話も先生に預けた鞄の中だ。
そうだ、僕が戻らなければ先生が不審に思うだろう。鍵も預かりっ放し、荷物も置きっ放しなんだから。只、心配なのは、その先生というのがちょっとお調子者だと生徒間でも評判だという事だけれど。
そして案の定と言うべきか、先生は捜しには来なかった。
日没を迎え、寒さはいや増してきた。剥き出しの土は水を含んでいる為か冷たく、僕は幾度も座り込む場所を変えていた。その度に痛む足に、自らの不運を呪いながら。
下手をするとこんな所で夜明かしだろうか。一縷の望みを掛けて大声を上げてもみたけれど、答える者は居ない。せめて大きな音のする物か、光度の強い電灯でも持っていれば、外に気付いて貰えるかも知れないのに。
誰か、誰か気付けよ。夜霧でもさっきの先生でも、誰でもいいから。何で言い付けてそれっきりなんだよ!
空腹が苛立ちに拍車を掛ける。
尤も、僕がこんな事になっているなんて、夜霧を始めとして誰も推測なんて出来ないだろう。それでも、寮に戻らなければ、京が僕の不在を訝しむだろうけれど。
兎に角、寝ては駄目だ、と僕は自分に言い聞かせた。この寒さでは、未だ日付が変わったばかりの夜を越えるのは難しいかも知れない……。
「馬鹿! こら、寝るな! 祥!」
どれ程経ったのだろうか。僕は頭上から降ってきた怒鳴り声に、はっと頭を起こした。
見上げれば眩しい懐中電灯の明かり。そしてその向こうに窺える、僕そっくりの顔。
「京……? 何で……?」
「何でじゃない! 馬鹿!」いつも以上に眉間に皺寄せて、京は怒鳴る。「お前が帰って来ないから、あっちこっち電話して捜し回ったんだよ! 足、大丈夫か?」
「足……痛いよ」だから登れなかったんだって。でも何で知ってるんだ? 見て判る程、酷い事になってるのか? 僕の足は。
兎も角じっとしていろ、という京の言い付けに従う迄もなく僕は足の傷みと空腹で動きたくもなかった。
その僕を京に呼び集められたのだろう、先生達数人が穴から運び出してくれた。職員室に居たあの先生も居て、悪かった、悪かったと半べそをかいていた。
毛布を被せられ、保健室に運ばれたた僕は、改めて、ちょっと遅れて入って来た京から事の次第を聞かされた。
僕の身に何かあったのだと察し、委員会のお勤めもそこそこに切り上げて捜し回った京が、やっと夜霧と連絡が付き、彼女から話を聞いてもしやと先生方を引き連れて来たのがついさっき――午前零時半を回った所だったのだと。
「え? 委員会中から?」僕は目を瞬いた。それにしては時間が掛かっただろうか? いや、京にとっては僕が旧校舎に居るなんて、それこそ予想も付かない事だ。きっと知り合いに電話しながら心当たりを探し回ってくれたのだろう。それにしても不思議なのは――「寮に帰ってからじゃなくて?」
寮に帰ってみれば先に戻った筈の僕が居ない、そしてなかなか戻っても来ない。それで不審に思ったのではなかったのか?
「足だ、足」意味不明なお答え。「お前、足を怪我しただろう」
ぼんやりと頷くと、京は溜息をついて見せた。
「だからどうかしたのかと電話してみれば出ないし、寮に戻っていないと言う――それで心配になって捜したんだ。怪我してどこかで困ってるんじゃないかと思って」
「ご明察だけど、どうして足を怪我したって解ったんだい?」やはり得心が行かず首を捻る僕の足を、校医の先生が診てくれる。幸い、捻挫で済みそうだった。
「足、痛いんだよ、俺も」京は眉根を寄せて唸った。「昔からそうだ。お前がどこか怪我すると俺迄同じ箇所が痛み出す。お前の方は何ともないみたいなのに……不公平だ」
僕はやはり、目を瞬かせるばかりだった。そう言えば、先程から京は僕と同じ右足を引き摺っている。
一卵性双生児には時として、不思議な同調性があるらしいとは、聞いた事があった。離れているのに、同じ痛みを味わったり、同じ気分になったり。
僕自身にはそんな事はないと思っていたのだけれど……。
京だけがそれを感じるのは、僕の兄という責任感故だろうか?
遅れ馳せながら駆け付けてくれ、事情を聞いた夜霧には、弟の方が鈍いのね、などと言われてしまった。
ともあれ、そのお陰で僕はこうして助かった訳だけれど――結局本題の絵は傷んでいて、後日来校した遺族には不要と迄言われてしまった。その為に怪我をしたのだと激昂した京と夜霧の剣幕に持って帰りはしたそうだけれど……僕にとっては本当に、とことん、不運な一日だった。
―了―
長くなったー(--;)
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Re:こんばんは
何か無かったら困ります(笑)
元々――以前出て来た通り――見学も可能な程度、保存されてはいる校舎でしたので……。それでも普段人が入らない様な所は管理が甘くなっていた様ですな。
ん? これは学校の管理問題かぁ?
元々――以前出て来た通り――見学も可能な程度、保存されてはいる校舎でしたので……。それでも普段人が入らない様な所は管理が甘くなっていた様ですな。
ん? これは学校の管理問題かぁ?
Re:こんにちは♪
一卵性双生児、不思議ですよね~。
一種のテレパシーなのか何なのか。興味深い所です。
一種のテレパシーなのか何なのか。興味深い所です。
Re:こんにちは☆
夜霧先生、言い付けっ放し(笑)
まぁ……夜霧先生ですから(←おい)
まぁ……夜霧先生ですから(←おい)