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山に嫁いだ娘が居ると、老婆は語った。
白い白い雪の日に、白い白い内掛け姿を見たのが最後だったと。
以来、便りの一つもありはせぬ、一体どうしておるのかと。
海に嫁いだ娘が居ると、老人は語った。
青い青い海原を背に、白い化粧が鮮やかだったと。
以来、電話の一つもありはせぬ、一体どうしておるのかと。
都会に嫁いだ娘が居ると、彼女は言った。
暗い暗い灰色の部屋、色取り取りの花に囲まれていたと。
以来、メールの一つもありはしない――代わりに来たのは知らない人からの謝罪の手紙。
――貴女の娘さんを撥ねて、死なせてしまった、幾ら詫びても詫び足りない。
一度直接お会いして頭を下げたいが、幾度電話をしても繋いで貰えない。この手紙を知人の手に託すから、もしも可能であれば連絡を頂けないだろうか。
悪い冗談だ、と彼女は言った。
娘は都会に嫁いだのだ。死んだなどとは酷い嘘。
嘘。嘘。嘘。
ええ、そうねと、私は応えた。内心、臍を噛みながら。
この施設への郵便、通信は全て目を通していた筈なのに。面会者が持ち込むとは。これからは手荷物検査も厳重にしなければ。
ここは大事な者を亡くした事実を、受け止められぬ心の塹壕。
事件や事故に巻き込まれた者の遺族に無神経に心境を尋ねるマスコミからも、近隣住民の好奇心と痛ましさとが入り混じった末の腫れ物に触る様な対応からも、何より本人の記憶からも、傷付いた心を守る為の。
だから決して、持ち込んではいけない。
例えそれが真実でも。
本人自身が、気付く迄は。
―了―
眠い。
心を守る為に記憶を棄てるか、向き合って傷付くか……乗り越えられれば一番よいのだろうけど。
知らなければ良かった。。。
知りさえしなければ、こんな思いもしなくて済んだはず。
あんなところに穴さえ開いていなければ。。。
誰も何も見たくは無かった。。。
彼が地下足袋フェチだったなんて。。。
私と一緒だなんて(T_T) ウルウル
お似合いカップルの巻きでした^^;;;;wwwww
まー、世の中には知らない方がいいこともある。と思う。。。
冷蔵庫の得体の知れなくなった袋とか。。。いろいろ><v
ではではー^^/
冷蔵庫の得体の知れなくなった袋? ああ、あれは去年の○○○(爆)