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〈2007年9月16日開設〉 これ迄の小説等、纏めてみたいかと思います。主にミステリー系です。 尚、文責・著作権は、巽にあります。無断転載等はお断り致します(する程のものも無いですが)。 絵師様が描いて下さった絵に関しましても、著作権はそれぞれの絵師様に帰属します。無断転載は禁止です。
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『赦せなかったんですよ……』
 その一言を遺して、電話は切れた。
 バックに流れていた風の音、岸壁に打ち付ける水音も同時に途切れる。
 私と山名さんは、呆然と受話器を見詰めていた。

                    * * *

 ある日、馴染みの図書館へ行ってみると、司書の山名さんが難しい顔で新聞を読んでいた。五十近い男性だが、いつも丁寧で穏やかな人なので、おや、と見ていると視線を感じ取ったのか、ふと顔を上げ、目が合った。
「こんにちは」ちょっと気まずさを感じて、私は愛想笑いと共に頭を下げた。「どうかなさったんですか?」
 余程面白くない記事でもあったのだろうか。そう思って新聞に目をやると、何と良介君迄も、背伸びして覗き込む様にしていた。
 この町立鹿嶋記念図書館に棲み着いた、設立者の息子、良介君――の幽霊。私の顔馴染みだ。
 その、七歳で時の留まった彼さえも、険しい顔で紙面を見据えていた。

 そこで報じられていたのは、とある弁護士の死。テレビに出ている様なタレント弁護士でもないし、名前も顔も知らない男だった。死因は自殺。
 不謹慎な事だけれど、三面記事とは言え、顔写真迄出して報じる様な事件だとは思えなかった。
 それだけならば。
 見出しには『またもや弁護士の自殺! 問われる精神管理?』とあった。
「この一箇月で五件? 確かに多いかも知れませんね。弁護士ばかりだなんて……。まぁ、ストレスも多いのかも知れませんけど」
「共通点はそれだけじゃないんですよ」言って、山名さんは一文を指し示した。
 そこには、彼等の遺書に共通の物が添えられていた事が些か誇張感を以って書かれていた。数十枚に及ぶ、詩のコピー。
 そのタイトルを見て、私は山名さんを見上げた。
「山名さん、これ……『断罪さるべき者』って……!」

 この、元は私設で設立者の死後、町に寄贈された図書館には、開けてはいけない本の噂が伝えられていた。余りに絶望的な内容の詩を綴った本。読む者に死を望ませる本。然も館内の何処にあるかも解らなくなっていた、それらしき本を、私と良介君は見付け、先代の頃から此処に勤めている山名さんに託した。
 その本のタイトルが『断罪さるべき者』――問題の詩だった。
「どういう事ですか? あの本は……」小声で、私は山名さんを問い詰める。「山名さんしか解らない所に隠した筈ですよね?」
「私も確認しました。あの本は隠し場所にその儘、ありました」
「なら、どうして……」そして何より気になる事が一つ。「やっぱり……あの詩の所為なんですか? 五人の弁護士が自殺したのは……」
「それは解りません。呪いで人が死んだのを実証出来ない様に、直接的な因果関係は……」山名さんは心苦しげに、重々しく頭を振った。「只、否定する事も出来ません」
「……でも、どうして? 隠してあるあの本をコピーする事なんて……」しかし、と私は気付く。「私達が見付ける前に、誰かが見付けてコピーしていた? その頃は只、書架に並んでいたのだから、可能だわ。でも、何の為に……。真逆、最初からそれと知っていて……?」
「それと、もう一つ気になる事があります。あの本が問題の本であるとしたら……一件だけなら兎も角、これだけ続けば、警察もコピーを調べる筈です。ところが、警察から自殺者が出たという報道は無いんです。少なくとも今の所は」
「え? じゃあ、あの本は例の開けてはいけない本じゃなかったの? でもそれなら弁護士達の死は?」私は混乱する。
 勿論、私達はあの本がその問題の本なのか、実証してはいない。そんな物を読んで死にたい気分になんてなりたくないし、幽霊とは言え良介君に読ませたくもない。しかし、事件を見る限り、あの本が自殺の切っ掛けになっている様にも見える。
 そこで、良介君が声を上げた。気になる事がある、と。

 暫く前に――と言う良介君の時間の感覚は、彼自身の時が留まっている所為か、はっきり言って当てにならない――泥棒が入った時に、一人はちょっと本棚を揺らしたり椅子を動かしたりと脅し、逃げようとした窓のカーテンを絡めただけで、あっさり気絶し、翌朝お縄となったのだが、彼に拘わっている内に、共犯者を逃してしまったと言うのだ。その共犯者が一冊の本から、一枚のページを抜き取って行った様だった、と。
 私が見えない聞こえない山名さんとの間に立って説明すると――。
「捕まった方は只、奇覯本を盗もうと誘われて入っただけで、誘った男とも何処かの遊び場で会っただけだと証言したそうですが」山名さんが思い出して、言葉を添える。「初顔だったそうで、共犯者に関しては痩せ型の男という以外、情報は特に得られなかったとか……」
「じゃあ……その男が抜き取って行ったのが、例の本からの一ページだったの?」
 ちょっと待っていて下さい、と言い置いて奥に入った山名さんは、見たくないと思っていたあの本を持って戻って来た。しかしページを捲ってみる事はせず、天の部分を見ている。
「やはり、抜かれてますね」彼は言った。
 私が見てもよくは判らないが、最近では図書館の本でも、コピー代わりに破って失敬して行く不届き者が居るらしい。そういった本を――悲しい事に――見慣れている山名さんには判るらしい。
「後ろの方の一ページです。良介さん、この本でしたか?」
 その問いに良介君は少し考えてから頷いた。この本は一種異様な気配があるから――だからこそ見付けられたのだ――暗い中で見ても、感じで判るらしい。
「……もしかして、そのページ迄含めないと、効果は無いのかも」私は思い付いて、言った。「問題のコピーにそのページがあったかどうか、解らないけれど、もし、それが無ければ完成しないのならば、それを持ち去るなり、処分してしまえば、他の部分を読んだだけの人には影響が――全くではないとしても――無いとか」
 本はあるのだから、確かめようと思えば確かめられなくはない。だが、それは命を賭ける事になる。此処にある、そのページを除いた分だけでも効果があるのなら、読んだ者は死を選ぶかも知れない。
「でも、何故態々コピーしておきながら、その最後の一ページだけは盗み取って行ったのかしら? 逆に言えば、どうして本ごと盗んで行かなかったの?」
「それなんですが、佐内さん、この本を全て読んで、影響を受けない人というのは、どんな人物だと思われます?」
「死を選びたくなる様な絶望的な詩集なんでしょう? 逆に余程明るいとか……それ位なら噂にはならないですね。だとしたら……これを書いた人、というのは……?」それなら元より、内容を知っているし、その内から生じたものなのだから、これ以上の影響の受け様も無い。
「やはり……そうなのでしょうか」山名さんは重々しい溜め息一つ。「実は、この本が発見されてから、作者について、私なりに色々調べてみたのですが……どうやら、旦那様の旧友の息子さんの様なのですよ」
「え?」出回っていない所から見ても、個人出版だろうとは思っていたが、その縁でこの図書館に置かれる事となったのだろうか。
「そしてその方のお父様、詰まり旦那様の旧友は四十年前に事件に巻き込まれ、この世を去られています。この本はその後……その無念を詰め込んだ形で作成され、こちらの所蔵に……」
「事件というのは?」不躾ながらも訊いてみる。
「歓楽街で酔客同士の小競り合いに巻き込まれたそうで……」山名さんは深く項垂れた。「目撃者も多く、犯人も逮捕されたのですが、それでその方が戻って来る訳でもなく……」
 それで、そんな絶望的な思いに――読んだ者に伝染する程の想いに囚われたのだろうか。
「当時、その息子さんは十七歳。あの泥棒騒ぎが十数年程前ですから、可能性はありますね」
「だとしても何故、今頃? 然も弁護士ばかり……」
「彼のお父様を直接的に死に追いやった犯人は、逮捕はされたものの、過失という事で……彼が望んだ程の重罪は与えられませんでした。目撃者の中には、はっきり、犯人が刃物を突き立てようとしていたという証言もあったそうなのですが、あちらは有力な弁護士を仕立てていて……。当然、彼は控訴し……生憎それからどうなったのか迄は、私も把握しておりませんでしたが、結局、納得の行く判決は得られなかった様です」
「……」私はやるせない思いで新聞の中の自殺者の顔を見遣る。
 裁判制度には必要な仕事だと思う。時には無罪の人間を救う、容疑者の代弁者。だが、時には事実を歪めて迄、容疑者を擁護する姿が問題となってもいる。心神喪失状態、という便利な言葉が得意技――そんな皮肉な思いが湧き上がる。普通の精神状態で犯罪なんて犯せる筈が、そもそも無いじゃない!
 勿論、容疑者の利益を考えるのが彼等の仕事だし、冤罪はあってはならない事だ。でも……私は煮え切らない思いを振り切る様に顔を上げた。
「じゃあ、この弁護士達が事件に関わったんですか?」
 そこ迄は解らない、と山名さんは頭を振った。可能性を否定も出来ないが。
 そして、古い手帳から彼の電話番号を拾い出した。

 海沿いに建てられた一軒家。未だそこに居るかどうかは解らない――その言葉に反して、呼び出し時間は短かった。
『はい。美浜です』五十七という年齢で予想していたよりもずっと老け込んだ声が、耳を寄せた受話器から聞こえた。
「美浜、真之さんですか? 私、町立鹿嶋記念図書館、司書の山名と申しますが」
 それだけで、用件は解った様だった。ああ、と嘆息とも喘ぎ声ともつかない息が漏れる。風の音、波の音に掻き消されそうな程だったけれど。
『では、あの本が見付かったんですね? 四十年近くも前、私が書き、寄贈した本が……』
「はい」
『そして……最近の弁護士どもの自殺と結び付けられた』
 弁護士ども――その呼び方に、私は彼が未だ憤りを抱えている事を知った。
『山名さん……その通りですよ。あれをコピーし、奴等に突き付けたのは私です。そして奴等は死を選んだ。あの時ものした本に、そんな力があるとは私自身も予想外でしたが……噂を聞いて、私なりに調べて確証を得ました。これは、私の想いの籠った本だと』
「一つ、解らない事があります。最後のページを盗んで行ったのも、貴方ですか?」
『はい。そこには、私の父の肖像が印刷されていました。そして、私の血のサインが……』
 ひっ、と息を詰めそうになり、慌てて受話器から離れる。山名さんだから素直に話してくれているのかも知れない、そう思ったからだった。
『だから、あのページだけはコピーでは意味が無かったんです。実際、裁判長に送り付けたコピーだけでは、効果は無かった様でしたからね』
 今度はぎょっとする。標的は弁護士だけじゃなかったんだ。
「しかし、何故今頃……」
『今頃迄、掛かったんですよ。最高裁迄行き、判決が下るのに。十数年前、上告した時、諦めもあったのでしょうか、あのページを取りに行きました。もしもの時を考えて。使わずに済むと信じたいと、そう願いつつも……』
「何故、本ごと持ち去らなかったんです?」
『本ごと持ち去れば貴方方は何が無くなったのか、調べるでしょう? それに、その本だけでも……私と父の存在証明にと置いておきたかった……』
 いっそ穏やかな、静かな声音だった。それでも、その声は断固としていた。
『最後のページだけは私の手元にあります。奴等に突き付ける為に必要でしたし、これがあっては関係の無い被害者が出てしまう。だから、持って行きます』
「何処へ……?」その質問が、自然と私の口から漏れた。黙っていようと思ったのに、訊かずにいられなかった。
 相手はちょっと吃驚した様だったが、やはり穏やかな声で返答があった。
『人を意識的に死に追いやっておいて、自分だけ生き延びようとは思いませんよ』
「そんな……!」此処からではどうにも出来ない、それが解っていても、縋る様に私は言った。「早まらないで下さい!」
『殺したかった奴等は片付いた。長い裁判でね、疲れてもいるんですよ。只、先例が無いとか、元々判断力も無くなる程自制する事無く飲んでいたのは向こうなのに正常な判断力が無かったとかいう理由で、事実を無視して迄……被害者を幾度も傷付けた奴等が……』
 絞り出す様な声に、私にはもう彼を止める言葉は残されていなかった。

                    * * *

 様子が変だからという理由で通報し、急行して貰った救急隊は、美浜真之氏の焼死体を発見した。胸に何かを抱いた格好で、横たわっていたらしい。
 その連絡を受けた後、山名さんは再び、例の本を奥に持って行った。もう、人を死に呼ぶ力は無いかも知れないけれど、人目に触れさせる心算も無いらしい。多分、ずっと此処にあるんだろう。
 私は流石に、本に手に取る気にもならず、帰途に着いた。その私を見送るかの様に、玄関先迄、良介君が付いて来る。
「あのね」彼は私を見上げて言った。「本は辛い思いで書かれた物ばかりじゃないから。辛さや悲しさや怒りを詰め込んだ物ばかりじゃないから……」
 私はちょっとしゃがんで、目線を合わせた――傍からは怪しい人に見えるかも知れない、なんて考えない考えない。
「解ってるわよ。本が嫌いになった訳じゃないから。今日はちょっと疲れただけ。また今度ね」笑ってみる。「今度は楽しい本、探しておいて。また読んで上げるから」
 頷く良介君に、私も頷き返す。
 そう、楽しさや優しさを詰め込んだ本だって沢山ある。
 だから、私はまた此処に通う。

                      ―了―

 昨日ので例の本のタイトルや、泥棒の一人が捕まったとか、伏線張っといたんですが、忘れられない内に書く(笑)
 ほのぼの路線化してたこのシリーズには珍しく、暗い話になりましたね。

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こんばんは♪
そういう本が本当にあったら怖いねぇ~!

しかし弁護士さん次第で随分と判決が変わってくるみたいですものねぇ~!
優秀な腕利きの弁護士さんを雇えるか否か!
悔しいだろうなぁ・・・・・・

復讐をしても!ってことは理性では分かっていても、復讐したくなる気持は分かるよね・・・・・

時々、小説の世界の中の話だけど、連続殺人犯に(復讐を続けてる)味方して、あと一人だったら、殺させてやって思いを遂げさせてあげたい!
なんて思ってしまう事があるよ!

クーピー URL 2008/01/09(Wed)00:12:11 編集
Re:こんばんは♪
実際には復讐をしても気が晴れるというものでもないんでしょうけどね。余りに理不尽な事には憤りを感じずにいられませんな。
うん、復讐される側が余りに悪党だったら、応援したくなる事はある(勿論小説内で!)
本も元は只悔しさや絶望感をぶつけただけの物だったのが、こんな事に……。
巽(たつみ)【2008/01/09 01:40】
現実の事件の結果で……
許せねーよな。って事件が有りますからね。昨日のとかさ…

結末は暗く悲しいね。
やっぱり赦せないものは赦せないしなー

何だか理不尽…

冬猫 2008/01/09(Wed)00:59:05 編集
Re:現実の事件の結果で……
ありますねー。昨日のもそうだし、何処かおかしいんじゃないのって弁護団が付いてる事件とか……。
殺人事件なんて、被害者の人権がこれ以上なく蹂躪されてるのに、加害者だけが擁護されるのって、感情ではやっぱり納得出来ない! 被害者に非が無ければ尚の事。
巽(たつみ)【2008/01/09 01:46】
複雑ですね…
復讐したい気持ちは分かる、でも、自分まで死んじゃったら何にもならないとも思う…。疲れたのなら、癒されるまで休んだらいい、そして、生きて、笑ってやらなきゃ復讐は完遂しないと私は思います。
地獄の沙汰も金次第、と言いますが、沙汰の前に弁護費用がものを言う、これが世知辛いということですね。そして弱者はやっぱり置き去り…。弱者の為の弁護士だという本質は、一体どこに置き忘れられているのでしょうね。
みけねこ 2008/01/09(Wed)02:20:46 編集
Re:複雑ですね…
なるほど、自分が生きて笑ってこその復讐ですか。確かにそれも一理アリ。
でも、例え復讐でも人を殺すのは、大層なエネルギーを使うのではないかと思ったり。
弁護士も人間とは言うものの、それならもっと人間的な情があってもいいのではないかと思う今日この頃。裁判官も。
巽(たつみ)【2008/01/09 13:41】
難しいテーマですね。。
被害者の気持ちを思うとやり切れないですが、弁護士も裁判官も、普通の人間で対価を得るために働いてるだけですからね。
普通の人が普通の人を裁くのは、難しいですよね。あの、陪審員みたいな制度、自分に回ってきちゃったら嫌だなぁって思います。知らない人のことなんて、分らないよー。自分のことだっていっぱいいっぱいなのに^^;

しかも、あの、判例って勘弁してもらいたいです。めんどくさいから前例に倣ってるだけなんじゃないのって、突っ込みたくなる。時代も背景もそれなりに違うのに、未だ大正時代の判例とかが生きてるんですよ!どうかと思うわ。。。

良介君、いい子だわ~。
大人を気遣うけなげさに、ほろっときちゃいます(>_<)
moon URL 2008/01/09(Wed)06:27:07 編集
Re:難しいテーマですね。。
確かにあの判例主義とでも言う様なものはどうにかして頂きたい所ですねぇ。
過去に例が無いから――じゃあ、過去に例がない様な犯罪はどうやって裁くんだよと訊きたい。大体一口に殺人や窃盗と言ってもケース毎に違う訳で、それを一律に量ろうと言うのも、最早無理があるのかも?
裁判員制度、どうなるんでしょうねぇ。昨今の判決の一般感覚との乖離は埋まるのか、それとも別の問題が生まれるのか……。
巽(たつみ)【2008/01/09 13:48】
こんにちは
ケンカに巻きこまれて亡くなったぐらいで、人を自殺したくなるほど絶望させられるのかなって、ちょっと思ったけどね。
まぁ、それにしても、理不尽な事件が多過ぎるよなぁ。
特に福岡の母子殺人事件(違ったかな?)なんて、死刑反対が先に来ちゃってるものなぁ。
ペクトルが逆向いてる、死刑ならないためにはどうすれば良いかみたいな弁護になっている。
なんだかなぁ。
afool 2008/01/09(Wed)11:27:01 編集
Re:こんにちは
肉親の死に「ぐらいで」は無いぞぉ?(^^)

光市の事件なんかはもう裁判制度に対する冒涜だと思うけど。死刑反対を訴えるのは個人の意見だから自由としても、その主張の為に事件を利用する様では……何の為に弁護士になったんだ? 連中は。
あれじゃあ、犯人と同(以下、ダーク発言につき自主規制)
巽(たつみ)【2008/01/09 13:57】
なんだか
テレビのニュースで事件とか裁判の結果とか
聞くと、悲しくなりますよね…。
理不尽な世の中ですね…。弁護士も裁判所も
どうなってんだよ~!!(怒)

ふわりぃ URL 2008/01/09(Wed)15:25:22 編集
Re:なんだか
一般の感覚とは何か、乖離が生じてますよね!
法の不備なのか、別の問題なのか知らないけれど、被害者や遺族が軽視されすぎてる気が、どうしてもしてしまう。
巽(たつみ)【2008/01/09 17:26】
進展しましたね~
ついに読んではいけない本が・・・
じゃ~「断罪さるべき者」は、お終いか~??
良介君も本が好きなんやね^^
なんか、読んでるうちに、どこかの図書館に良介君いそうな気がしてきた!
ぴぴ 2008/01/09(Wed)15:58:58 編集
Re:進展しましたね~
良介君、もし見付けたら本の読み聞かせでもしてやって下さい^^
怪しまれない程度に☆

読んではいけない本は取り敢えず読んでも大丈夫かな? な本になりました(笑)でも鬱状態の人にはヤバイかも。
巽(たつみ)【2008/01/09 17:31】
うーん小説は…
犯行を侵した動機とか方法を推理して犯人に行き当たりつつも、何も出来ない…どうする事も出来ない…という第三者の視点で有るが故の、やる瀬ない又はやり切れない悲しみを表現したかったのかな?
短編では難しいのに、挑戦したのね…。
私も頑張らなきゃ~~~
あお~ん(←意味不明な雄叫び)
冬猫 2008/01/09(Wed)17:53:55 編集
Re:うーん小説は…
あ、何か謎の雄叫びが聞こえる(笑)
ショートだとねー、やっぱり書き足りない部分とかありますね。
只、鍵シリーズもそうだけど、結局選択するのは当人なので。どれだけ言葉や力を尽くしても、変えられないものはあるので。
巽(たつみ)【2008/01/09 20:08】
うーん・・・
今の日本は、人情より金のほうが重視されていますからね・・・と、弁護士よりのことを言ってみる。
しかしやるせない話ですね・・・選択は常に何かを捨てることになるとは分かってはいるんですけど。
この短さなのに、深い小説ですねぇ・・・・。
らすねる URL 2008/01/09(Wed)18:55:21 編集
Re:うーん・・・
有難うございます。
選択は常に明暗を生む。
せめてそれが正しい選択であれと願うばかりです。
巽(たつみ)【2008/01/09 20:11】
こんばんは
案外早く『死を招く本』の謎が溶けちゃったのねちょっと残念
でも、裁判は加害者を守るばかりで被害者の立場にたってない日本の裁判が引き起こした事件ですよね
なっち 2008/01/09(Wed)20:48:52 編集
Re:こんばんは
解いちゃいました(^^;)
や、伏線張ったら忘れられない内に、と(笑)

加害者でも一概に弁護する価値が無いとは言いませんし、冤罪はあってはならない事なのだけど、最近の加害者擁護は寧ろ彼等への怒りを掻き立てる事にしかなっていない様な気がします。
巽(たつみ)【2008/01/09 23:24】
こんばんわ★
そういう経緯で書かれた本だったんですね。
妙に納得しました。
それにしても、どんな気持ちで自分の体を焼いたんでしょうね…
今回はとても悲しい結末どした(T_T)
モアイネコ 2008/01/09(Wed)20:54:38 編集
Re:こんばんわ★
やはり人が読んで絶望する様な詩集を残す様な人は、自らも深い絶望を抱えているかと。
このシリーズには珍しく暗いですね。
でも、良介君も言う様に、そんな本ばかりじゃありませんから^^
巽(たつみ)【2008/01/09 23:26】
不思議な力
本には不思議な力がありますものね。。。でも…この力はちょっとお会いしたくありません(^_^;

いろいろな不思議な(素人の私にとってだけどね)本当は理不尽と思える裁判(判決?)が無くなれば。。良いんだろうな。難しいかなぁ

次の図書館シリーズ、アリだよね?待ってます☆
つきみぃ URL 2008/01/09(Wed)21:01:37 編集
Re:不思議な力
はい、私もこの本は読みたくありません(苦笑)

次は明るい話にしたいなぁ。佐内さんが振り回されそうだけど(笑)
巽(たつみ)【2008/01/09 23:27】
無題
これは、どうしても被害者の復讐の念に話がゆきますね。

ここは是非、ドラえもんに一見人道的な……いえいえこれ以上は書けません。自主規制します。
銀河 系一朗 URL 2008/01/10(Thu)22:08:15 編集
Re:無題
一見人道的……気になりますが、追求すると深みに嵌まりそうなので受け流します(笑)
復讐の為の法ではないと言うけれど、量刑が軽ければ再犯や模倣犯が増えるのではないかという懸念もあり。また、被害者の無念はどこへ行けば良いのやら?
巽(たつみ)【2008/01/10 23:50】
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